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惑星ソラリス
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- 種類:
- 発表年: 1972, 2002
- 舞台年: 未来
- 舞台年補足:
- 未来世界の描かれ方:
「惑星ソラリス」は、1972 年に発表された映画作品。スタニスワフ・レムの小説「ソラリス」が原作。同原作を元に 2002 年に再び「ソラリス」という題で映画化されている。いずれとも未来が舞台となる。
1972 年版「惑星ソラリス」 †
- 自動車電話
- テレビ電話 …通常はテレビ、着信すると即座に切り替わる。
- 自動車は自動運転?のように見える。
- 恒星間有人航行
- ビデオメッセージ
- 人工重力装置
時折、メンテナンスのため停止するので 30 秒間の無重力状態が発生する。
なお、その他の興味深い演出を以下に記す。
- 通信装置の映像は白黒
2002 年版「ソラリス」 †
- 透過型ディスプレイ
- 恒星間航行
- 人工知能
台詞での説明のみで、登場はしない。宇宙船の制御を担っているらしい。 - タブレット …後半、バスの乗客が使用。ボタンやスタイラスを使用する。タッチスクリーンではない。
作品レビュー
文:forevision.jp
「惑星ソラリス」および「ソラリス」は、いずれも内省的、観念的なテーマを描いたドラマです。そのため、テクノロジーへの興味や好奇心を掻き立てるような描写は限りなく排されています。
しかし実際のところ、これらの作品のようにドラマを描きたい場合ほどテクノロジーに関する描写には緻密さが求められます。たとえば 1972 年版「惑星ソラリス」などは、現代人からしてみれば違和感のある描写が多く、おかしみばかりが増して感情移入が阻害されてしまいます。もちろん、タロノフスキー監督ならではの映像センスや演出術など目を見張る点も多いのですが、現代の観客にとってはどうしても、寛容さや忍耐力が求められてしまうのです。
その点で 2002 年版「ソラリス」は脚本や編集も非常に洗練されている上に、宇宙ステーションの美術にもただ美しいというだけではない説得力(=リアリティー)があり、安心して物語に没頭することができます。
この 2002 年版「ソラリス」は、原作小説や 1972 年版など比較対象が多いだけに評価の賛否が分かれやすいのですが、主人公の感情変化に的を絞った結果、テーマが分かりやすくなっているはずです。ソダーバーグ監督の宣言通り「再映画化」として捉えれば、より多くの人たちが楽しめるように作られた完成度の高い作品になっていると呼べるのではないでしょうか。
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更新:2024.01.24. (水) 15:40:32
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