映画やアニメに登場する、あの未来技術がどこまで実現してるのか調べよう!
みんなでつくる未来予想図
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  • 種類: 映画
  • 発表年: 2007
  • 舞台年: 2057
  • 舞台年補足:
  • 未来世界の描かれ方:

「サンシャイン2057」は、2007 年に発表された映画作品。発表年の 50 年後となる、「2057 年」が舞台となる。

登場する未来技術

作品レビュー

文:forevision.jp

比較的ストイックな未来です。舞台設定が50年後となっていますが、目立った未来技術は登場せず定番のホログラフィーすら描かれません。後述の音声解説でもたびたび触れられますが、ほとんどの技術は現在の延長線上にあるモノばかりです。

一方、たとえばこの宇宙船内では重力があるのに船内設計は遠心力による重力が起こるようにも見えません。音声解説でも触れられているように、円筒形のセットを組むと予算が跳ね上がるというのが実際の理由でしょうが、かと言っていちいち「重力発生装置が云々…」などという説明もありません。「無重力演出は省略した」と説明されていますが、この映画ではそれは功を奏していると言えるでしょう。余計な技術を登場させて観客の集中力を散らすことを避け、息詰まる緊張感を出すことに徹しています。

「太陽が謎の収縮を始め、選び抜かれた科学者たちが核爆弾による解決に挑む」というプロット、出演者の半分は(いずれも実力派とはいえ)アジア人、監督はダニーボイル…という要素でどれだけのヒトの食指が伸びるのかわかりませんが、これがなかなかどうして見応えある作品が出来上がっています。船内外の緊迫感を、俳優の実力を引き出して見事に演出したダニーボイルの手腕には、好みの分かれる彼の過去の作品を敬遠される方をも納得させるほどのものがあります。「ハリウッド風」演出は控え、お得意のビザール風の映像処理も多用していますが効果的で、往々にして的を得ていると言ってよいでしょう。このヒト意外と、ありきたりな企画の方が実力を発揮するのかも知れません。

宇宙船内を舞台にしたSF作品は低予算でも作られるありきたりな舞台(似たようなタイトルのSF映画が昔「学研のかがく」に繰り返し特集されていた気がしたり…)かも知れませんが、意外と描かれることが少かった太陽の接近した姿は、まさに圧巻。息を飲むシネスコサイズの鮮やかな映像美と手の込んだ音響は、あなたのご自慢のホームシアターが真価を発揮すること請け合いです。

Blu-ray / DVD 版には、珍しく科学監修担当(ブライアンコックス博士)による音声解説が収録されており太陽の収縮という舞台設定から映像のディテールに至るまでの詳細な考察が楽しめます。ラストシーンで物理学者である彼がこの作品を語る部分は叙情的ですらあり、カールセーガンとはまたひと味違った「宇宙/人間観」を与えてくれます。

なおミシェル・ヨーの必殺技「ノーメイク」は、この作品でも炸裂。

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更新:2015.10.17. (土) 20:53:54
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