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タグ/未来技術コンセプト/技術先行型コンセプト

バーチャルリアリティー/シミュレーテッドリアリティーは、ユーザーに疑似体験を提供する技術。「仮想現実技術」などと訳される。

バーチャルリアリティー(Virtual Reality、仮想現実):
バーチャルリアリティーは、ユーザーの意識(もしくはその感覚の一部)を仮想の空間に閉じ込めることによって疑似体験を提供しようとするコンセプト。臨場感溢れるビデオゲーム体験を提供したりすることが期待される。
シミュレーテッドリアリティー (Simulated Reality):
シミュレーテッドリアリティーは、バーチャルリアリティーをさらに進化させて、限りなく現実と同様の体験を提供しようとするコンセプト。技術体系自体はバーチャルリアリティーと大差ない。

関連技術

SF作品に登場するバーチャルリアリティー

SF作品においては、現実と区別のつかないような仮想体験、つまり上記の「シミュレーテッドリアリティー」が取り扱われることが多い。

映画「マトリックス」では、人々は生まれてすぐに仮想空間に放り込まれ、ほとんどの者はそのまま、仮想空間で生きていることを知らないまま死んでゆくと言う世界が描かれた。

疑似体験を提供する手法

バーチャルリアリティー/シミュレーテッドリアリティーの目標は、疑似体験のリアリティー(現実感)を高めることにある。リアリティーを高めるために、次に挙げる両面のアプローチが求められる。

  1. ユーザーの五感を刺激する出力装置の性能を高めてゆく。
  2. ユーザーの反応を感知する入力センサも増やす。

ユーザーの感覚と仮想空間との関連性をどれだけを増やしていけるか、またそれらの密度、精度をどれだけ高めていけるかがこれからの課題である。

出力装置の例

まずユーザーにヘッドマウントディスプレイなどを装着させ、その視覚をCGで描画された空間で支配する。CGは、ユーザーの首の動きや眼球の動きに合わせてカメラアングルが変化する仕組みになっているので、ユーザーは仮想空間に入り込んだように錯覚する。

これに加えてヘッドフォンを装着させれば、仮想世界の音を聞けるようになる。さらに触覚、味覚、嗅覚も感じとることができるようになれば、どんどん疑似体験のリアリティーが増してゆくだろう。

入力装置の例

ユーザーの反応に応じて仮想世界に影響を与えられるようにする。たとえばユーザーにモーションセンサーを装着させ、仮想空間内で触れた物体が物理シミュレーションによって反応するようにすれば、ユーザーの仮想空間への没入感はますます高まる。

手品の応用

2012.06.21. もう1つの現実を体験する「代替現実システム」を開発
http://www.riken.go.jp/r-world/info/release/press/2012/120621_2/detail.html
一種の手品を用いることで、仮想空間への没入感を高めてられるかも知れない。

ブレインマシンインターフェイスの利用

ブレインマシンインターフェイスを利用して、ほぼ現実と変わらない体験(上述の「シミュレーテッドリアリティー」)を提供する技術を描くSF作品がたくさんある。

関連:記憶操作による疑似体験

フィリップKディックは短編小説「追憶売ります」で、記憶操作技術を応用して、非同期に疑似体験を提供するというコンセプトを提示した。

関連ニュース

2011.10.25. 英国のTV番組が究極のBattlefield 3シミュレータを制作
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/yajiuma/20111025_486155.html
  • 直径 9m の半球ドームスクリーン
  • 画面の描画内容に合わせて、LED を全方位に照らす Extra Dimensional Technologiesの照明システム "Ambient LED Lighting Kit"
  • 移動検知システム MSE Weibull "Omni-Directional Treadmill and Motion Tracking"
  • 10台の赤外線モーショントラッキングカメラ
  • Xbox 360 Kinect
  • AppBlaster
  • 12 台のエアガン(プレイヤーにダメージをフィードバックする)
…など、総額 5000 万円。(→ 動画)
2012.12.07. 仮想空間の水を実際の紙コップで感じることができるVRシステム
http://jp.diginfo.tv/v/12-0220-r-jp.php
「コップには振動を与えているだけですが、「重い」というお客さんもいます。」
2013.02.11. この日本製の拡張現実ロボットはまるで生きてるホログラム
http://jp.techcrunch.com/archives/20130211this-augmented-reality-robot-is-the-closest-thing-you-can-get-to-a-real-life-hologram/
Different Dimension 社の "U-Tsu-Shi-O-Mi"。
2013.02.22. 高臨場感テレプレゼンスシステム
http://jp.diginfo.tv/v/13-0016-r-jp.php
NTTの開発。音の波面とユーザー視点3Dをリアルタイムに再現する。
2014.01.30. 360度のヴァーチャル訓練システム「VIPE ホロデッキ」
http://wired.jp/2014/01/30/holodeck/
Northrop Grumman 社の開発。
2014.10.08. あらゆる部屋を没入型ゲーム空間に変えるテクノロジー "RoomAlive"
http://wired.jp/2014/10/08/microsoft-roomalive-interactive-gaming/

ヘッドマウントディスプレイを使用するタイプ

2012.08.02. ゲーム特化の広視野角VRヘッドマウントディスプレイ Oculous Rift
http://japanese.engadget.com/2012/08/02/vr-oculous-rift-70-cloud/
前方視野を覆う3D映像と、6軸センサにより頭の動きをトラッキングして、上下左右を振り向ければそちらが見える。ゲーム世界に踏み込んだような体験をもたらす。Unreal Engine や Unity に対応。
2013.04.06. ヘッドマウントディスプレイとトラッキングデバイスによるVR実験映像
http://gs.inside-games.jp/news/400/40015.html
Oliver Kreylos 氏による、ヘッドマウントディスプレイとトラッキングデバイスを組み合わせた実験映像。
2013.04.25. 自分の体を動かしてゲーム中を走ったりできる「Omni」
http://gigazine.net/news/20130701-omni/
→ Kick Starter
2013.09.16. ゲームの中へ入り込める!モーションキャプチャーで操作するVRコントローラー『PrioVR』
http://www.kotaku.jp/2013/09/dive_to_game_with_vrpriovr.html
2014.02.06. 『スカイリム』の世界へ入り込めるシステムが実現
http://www.kotaku.jp/2014/02/you_can_get_to_actually_being_in_skyrim.html
Cyberith 社の "Virtualizer" システム。
2014.03.20. PS4 向けの仮想現実対応 HMD「Project Morpheus」を試してみた。
http://www.4gamer.net/games/251/G025118/20140320025/
2014.05.18. スイスで開発中のバーチャル「バード」体験装置「Birdly」がスンゴイ!
http://youpouch.com/2014/05/18/196628/
2014.05.15. Kinectを3台使って全身バーチャルリアリティー体験を作った男
http://jp.techcrunch.com/2014/05/15/20140514clever-kinect-hack-brings-this-guys-full-body-into-virtual-reality/

2016.12.12. 脳に直接磁気刺激を与え仮想空間に入り込むことに成功|http://karapaia.com/archives/52230216.html

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更新:2016.12.23. (金) 23:40:27
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