インターフェイスデザイン
※編集機能は休止中です。
コンピュータにどのように情報を入力するか。またコンピュータが処理した結果をどのように表示するか。これらも技術の進化とともに大きく変貌しています。簡単に現在までの歴史を振り返ってみると、パンチカード〜文字(CUI)〜マウスを用いたビットマップディスプレイ(GUI)〜タッチスクリーンディスプレイといった順に進化してきたことになります。
タンジブルビット †
タンジブルビット・コンセプトは、「情報」というディスプレイ内で抽象化されているものを「実際に触れられる」ものにすることで、より簡潔で直感に応じる操作性をもたらそうと提唱されたコンセプトです。20世紀後半からMITメディアラボを筆頭に研究が盛んとなります。
タッチスクリーンインターフェイス †
タッチスクリーンは、画面に直接触れることでポイント・ドラッグなどの操作を行うディスプレイ。情報がディスプレイ内に閉じ込められているため、タッチスクリーンインターフェイスが「タンジブルビット」の概念に含まれうるものかどうかは分からないが、「触れる」「直感に応ずる」という点で、非常に近い操作環境を実現し得る。
バーチャル/シミュレーテッドリアリティー †
バーチャルリアリティー/シミュレーテッドリアリティーは、ユーザーに疑似体験を提供する技術。「仮想現実技術」などと訳される。
- バーチャルリアリティー(Virtual Reality、仮想現実):
- バーチャルリアリティーは、ユーザーの意識(もしくはその感覚の一部)を仮想の空間に閉じ込めることによって疑似体験を提供しようとするコンセプト。臨場感溢れるビデオゲーム体験を提供したりすることが期待される。
- シミュレーテッドリアリティー (Simulated Reality):
- シミュレーテッドリアリティーは、バーチャルリアリティーをさらに進化させて、限りなく現実と同様の体験を提供しようとするコンセプト。技術体系自体はバーチャルリアリティーと大差ない。
拡張現実(AR) †
拡張現実 (Augmented Reality, AR) は、現実世界の一部に「拡張情報」を投影するインターフェイス。
他に、現実世界の一部に仮想世界の物体を投影する「複合現実 (Mixed Reality, MR)」と呼ばれる概念も取り扱う。
自然言語インターフェイス †
コンピュータはわたしたち人間の会話、すなわち「自然言語」を理解することができません。なので現状は、コンピュータに命令をするために「プログラム言語」という特殊な言葉、もしくはGUI*1を用いています。マウスを用いた「GUI」が 1980 年代に実現したことにより、コンピュータを一般に普及させることができました。しかしそれ以来の 30 年間も、「如何にして言葉を使わないでコンピュータとの会話を実現するか」を探ってきた時代であったとも言えます。
ブレインマシンインターフェイス †
「ブレインマシンインターフェイス(BMI)」は、脳波や神経信号を利用したインターフェイス。「ブレインコンピュータインターフェース(BCI)」などとも呼ばれる。
アニメ「機動戦士ガンダム」(とシリーズ作品)」に登場する「サイコミュ(Psyco Communicator)」も、同様の技術である。
ジェスチャーインターフェイス †
ジェスチャーインターフェイス は、身振り、手振りで入力を行うインターフェイス。現状で採用されている例は Nintendo Wii や XBOX Kinect など娯楽の範囲に留まり、実用的分野での利用例はまだ見掛けられない。しかし、分かりやすく広大で、便利な操作体系を実現できる可能性があり、更なる研究開発に取り組む組織は多い。
- 下記関連ニュースの "Leap"。
ハプティックインターフェイス †
「編集する」ボタンで、このページに新しい情報を追加しよう!